殺し文句で有名な経営者として真っ先に思い浮かぶのは、伝説の、孫正義です。
「ガソリンかぶって火をつけて死にます」
2001年。ソフトバンクがNTTの妨害にあい、ヤフーBBの事業がうまくいかないときに放った一言。
総務省に行ったときに、役人に放った言葉。担当課長は震えあがり、孫さんの言うことを聞いたようです。
30歳ニートの統合失調症の私が言えば、自殺未遂と捉えられて即入院させられます。
孫正義おそろしあ。
孫正義
ソフトバンク https://www.softbank.jp/ より引用
孫さんは伝説の経営者であり、NTTやKDDIなど日本側の悪者(ヒール)です。しかし、日本でたくさんの事業に成功しています。
なぜでしょうか。
私の見解では、行動力と熱意、勉強量がずば抜けているからです。
有名なエピソードは、日本マクドナルド創業者の藤田田社長の著書に感動した時のお話ではないでしょうか。
孫さんが16歳の時、「ユダヤの商法」を読みます。
孫さんの成功の原点「ユダヤの商法」ですね。“78:22の宇宙法則”が有名です。
そして、感動した孫さんは藤田田さんに電話で会いたいと伝えます。
しかし、断られます。相手にされません。当たり前ですよね。無名の16歳の孫さんに、伝説の経営者、藤田田さんが会うはずがありません。
そこで孫さんは、アポイントなしで福岡から東京に飛び、秘書に電話して「今から自分の言うことをメモ用紙に筆記し藤田さんに渡してください」と言いました。
「私は藤田さんの本を読んで感激しました。是非、一度お目にかかりたい。しかし藤田さんがお忙しいことは重々承知しています。顔を見るだけでいいんです。3分間、社長室の中に入れてくれればそれで良い。私はそばに立って藤田さんの顔を眺めています。目も合わさない、話もしないということなら藤田さんのお邪魔にはならないのではないでしょうか」
加えて、孫さんは、以下の殺し文句を言った。
「このメッセージが書かれたメモ用紙を見て、それでも“会わない”ということなら私は諦めて帰ります。ただし決して秘書のあなたが判断しないでください」
秘書にメモを復唱させたという。孫さんは、あっぱれな天才少年です。
殺し文句はテクニックが重要ですが、最後に物を言うのは、熱意です。
本気でぶつかること。
熱意があれば相手に必ず伝わります。
藤田田さんが孫さんに送った言葉
「これからはコンピュータビジネスの時代だ。オレがおまえの年齢だったら、コンピュータをやる」
そして、孫さんはコンピュータをやるためにアメリカに飛び立ちます。
はっきり言って、ここからは「なろう系の主人公」です。
カリフォルニア州バークレー校に編入します。
たぐいまれな努力と発明で、自動翻訳機を開発し、シャープに売り込み、資金1億円を手に入れます。
1億円を元手に、会社を設立して、インベーダーゲーム機の転売をします。
1980年。豆腐のように一丁、二丁と数えられる企業になりたい。一兆円、二兆円。ということからソフトバンクの前身である会社が起業します。
日本ソフトバンクの誕生です。
スティーブ・ジョブズ
伝説のスピーチが有名なアップルの創始者です。
点と点が線になる。点をたくさん打ちなさい。
「ハングリーであれ。愚か者であれ」
さて、何かと話題のスティーブ・ジョブズですが、30歳ニートの私はジョブズの“服”の概念が大好きです。
ジョブズはずっと同じ服ばかり着ていました。なぜなら、服を選ぶのは疲れるからです。一日で、できる決断は限られています。
ジョブズは、服をずっと同じにすることによって、脳を休ませて、ビジネスで重要な決断をしていました。
ミニマリストの前衛的存在ですね。30歳ニートの私も服はコーディネートしてもらっています。
そんなジョブズですが殺し文句があります。
米ペプシコーラ社のジョン・スカリーをApple社のCEOに誘ったときの言葉
「残りの人生も砂糖水を売ることに費やしたいか、それとも世界を変えるチャンスが欲しいか?」
ちなみに、この後、アップルは初の赤字を出して、1985年に、ジョブズが会社から追い出されてしまいます。
必死になって説得し、自社に引き入れたジョン・スカリーの手によって、逆にジョブズが追い出されてしまうというのは皮肉な話です。
しかし、ジョブズはこう言っています。
当時は分からなかったが、アップル社に解雇されたことは、私の人生で起こった最良の出来事だったと後に分かった。
成功者であることの重さが、再び創始者になることの身軽さに置き換わったのだ。
何事につけても不確かさは増したが、私は解放され、人生の中で最も創造的な時期を迎えた。
最後に、30歳ニートの自分が一番響いた言葉を紹介します。
僕は三十歳、まだまだ成し遂げたいことがある。
- スティーブ・ジョブズ -
まとめ
ペンは剣よりも強し。
言葉には言霊といって力があります。
引き寄せの法則。言葉を紙に書いて、目標を書いた紙を毎日見ると、ハードルの低い目標は全部叶います。
殺し文句や名言は、人生に必ず必要です。
また、あなたの好きな言葉は、あなたの人となりを表します。
私の好きな言葉は、
・逃げるが勝ち
・無知の知
・敬天愛人(西郷隆盛の言葉)
尊敬する偉人は、二宮尊徳です。