ラノベ作家になりたいけど、どうしたらなれるだろう?
凡人でもライトノベル作家になれるだろうか?
こういった疑問にお答えします。
凡人でもラノベ作家になれるだろうか?
結論。アマチュアの作家になら、誰でもすぐになれるよ!
ただし、プロの作家になりたければ、凡人の私は10年かけてもなれなかったよ!
アマチュアの作家になら、誰でもすぐになれるよ!
ワナビ=want to be(wannabe) のことです。
作家志望の中でもとりわけライトノベル作家を目指す人を、自分を卑下してワナビと呼びます。
ワナビにはすぐになれます。小説家になろう、カクヨムなどの小説投稿サイトに作品を投稿するだけです。これだけで立派なアマチュアの作家です。
ラノベ作家になるには、まず書くことが一番大事です。
Web小説は無料で読めて、無料で投稿できるので、さっそくやってみてください。
また、ラノベの新人賞に応募してみてください。
創作活動は楽しいですし、ニートの暇つぶしにぴったりです。
ただし、プロの作家になりたければ、凡人の私は10年かけてもなれなかったよ!
ただしプロのラノベ作家になるのは相当きついです。
私は18歳から30歳まで、約10年間(2年間スランプで書かない時期があった)ワナビをしましたが、プロになれませんでした。
プロとは小説を書いてお金をもらう人、商業でラノベを出版した人を言います。
プロになる方法は主に5つ。
・ラノベの新人賞で受賞する
・小説投稿サイトで人気になり、編集者に声をかけてもらう
・出版社に持ち込み、編集者に認めてもらう
・自費出版する
・電子出版する
主にこの5つが王道です。
ですが、出版社に持ち込み、編集者に認めてもらうのは相当ハードルが高いです。
持ち込みで作家になった京極夏彦さんは特殊なので、やはり、ワナビは、新人賞の受賞か小説投稿サイトで人気になるかの2択になると思います。気になる人がいればメフィスト賞に応募してみてください。
また、自費出版や電子出版すると簡単にプロになれますが、あまりお金がもらえません。
自費出版ならば200万円ほど、電子出版でもイラスト代などお金がかかります。本を出しても赤字になる可能性が高いです。
やっぱり、1冊出せば100万円以上稼ぐ人をプロの作家とお呼びした方がいいかもしれません。
1冊出して100万円以上稼ぐには、新人賞を受賞するか小説投稿サイトで人気になって編集者に声をかけてもらえるかの2択です。
・ラノベの新人賞で受賞する
・小説投稿サイトで人気になり、編集者に声をかけてもらう
この二つを目指してください。
18歳から30歳まで12年間ワナビをやっていた軌跡
私の執筆時間は一日1時間ほどです。
一日1時間を10年間やってきたから、トータルで3000時間ほど書いてきました。
10万文字の完結作品は、10作ほどあります。
書くスピードが速い人は3ヶ月で10万文字の作品を完成させるので、私は遅筆になります。
2年で1作ペース。だいたい3万文字から5万文字の作品を書いては消して、を繰り返してきました。
18歳、ケータイ小説との出会い
恋空という小説をご存じですか? 書籍化、映画化された大ヒットケータイ小説です。
携帯とはスマホが出る前に流行った携帯電話のことです。
当時、2010年。モバゲーなどケータイ小説のブームがありました。
大学受験を控え、現実逃避したかった私にぴったりの媒体がモバゲーでした。
怪盗ロワイヤルを課金するくらいやりこんでいました。
モバゲーに課金し、ガチャを引いてアバターを強化しました。
そして、ケータイ小説の世界に足を踏み入れました。
モバゲーのケータイ小説は、今はエブリスタと名前を変えています。
一日1時間。私はずっとファンタジー小説を書いていました。
とある科学の禁書目録の科学と魔術をベースに、学園都市でフェイトステイナイトのようなバトルロワイヤルをする小説です。
私が書いた10万文字を超える初めての小説で、PVは一万を超えました。
当時は課金して宣伝をしたり、相互でスターを交換したり、裏技がありました。
私はめちゃくちゃ課金して宣伝し、めちゃくちゃ相互してスターを集めたので、なんとかPVを増やすことができました。しかし、書き始めたばかりのことだったので、実力はともないませんでした。
絵師を見つけてイラストを依頼しました。自分で小説を作り、自分で絵師を見つけて依頼し、自分の作品にイラストをつける。本当に楽しかったです。
大学受験に失敗し、作品を削除して、エブリスタを退会しました。
このころから本気でラノベ作家を目指すようになりました。
当時、好きな作家は、紅の片山憲太郎さんでした。今でも好きです。
最新刊の歪空の姫が出たときは本当にうれしかったです。買いました。
20代前半、公募に出す。カクヨムや小説家になろう、に投稿する
毎日1時間書いて、ハウツー本を読みまくって、ラノベを読みまくって、アウトプットとインプットを一生懸命していました。
公募にも挑戦しました。ライトノベル新人賞の応募です。
ラノベ作家の初心者ワナビは、初めて応募するならばMF文庫がおすすめです。なぜなら評価シートが全員に来るからです。
昔のMF文庫はゼロの使い魔など、萌えで有名でした。ラブコメが主流でした。もう10年以上前の話です。
しかし、近年はリゼロなどの異世界もの、よつ実などの頭脳戦ものなど幅広く面白い小説を扱っています。
エロゲが大好きで、ラブコメを書きたい方はMF文庫がぴったりです。
ファンタジー、ラブコメ、学園ものなどが主流です。
私はMF文庫で一次選考を突破するという目標を立てました。
10年たっても、目標は達成できていません。昔は、文字がしっかり書けていれば、誰でも一次選考を突破できる、という噂があったのですが。近年は、web小説が発達して、応募者のレベルが上がってきており、一次選考を突破するのも一苦労です。
もちろん私はまだ一次選考を突破できておりません。
ケータイ小説から始まり、カクヨムや小説家になろうなどのweb小説に投稿してから12年の歳月が流れました。
新人賞の応募とweb小説でPVを稼ぐ方法は全くの別です。
後で詳しくご説明します。
20代後半、ビジネス書や自己啓発書にハマり、意識高い系に傾倒する
大学時代、デール・カーネギーの、人を動かす、にドハマりました。
ラノベ作家の肥やしになると思いまして、ビジネス書や自己啓発書を毎日100ページ以上読みました。
YouTubeで本要約のチャンネルを片っ端から視聴して、知識を集めました。
結果、私の書くweb小説は、ビジネス書や自己啓発書の影響をたぶんに受けるようになりました。
もちろんラノベを読んではいるのですが、最近のラノベに疎く、また、一から勉強をし直さないといけないな、と思い、0から始めるワナビ生活を満喫しています。
30歳、新しいことに挑戦する
面白い小説を書くためにいろいろなことに挑戦しました。
株、ブログ、イラスト、webライターの4つです。
25歳から株を始めました
株のラノベと言えば、アニメ化が決まっている、狼と香辛料でおなじみの支倉凍砂さんのWORLD END ECONOMiCAです。元々ゲームだったものを文庫化し、アニメ化します。
株を題材にしたものは難しく、万人受けしません。しかし、高校生の生活で株の授業を開始するなど、政府もNISAやiDeCoに力を入れています。
いつか株のラノベが大ヒットすると予想し、私自身、株の勉強に励みたいです。
成果としましては、長期・積立・分散のインデックス投資でドルコスト平均法。S&P500の投資信託を買い、4年で+60万円の利益を上げることに成功しました。
25歳からブログを始めました
書籍化する方法は何もラノベだけではありません。
ブログを書き続ければ、出版社から声がかかり、ビジネス書や自己啓発書の出版だって夢ではありません。
私の尊敬する千田琢哉さんはブログを書いて執筆家になりました。
ブログは非常に多くの気づきを発見できます。
PREP法など学べますし、文章の基本がわかります。
セルフバックを除き、ブログを4年間やって収益はたったの500円だけでしたが、本当に楽しくて勉強になりました。
28歳からイラストレーターを目指しました
ユーキャンでデジタルイラスト講座を受けました。
イラストはラノベと親和性が高いです。
イラストの勉強は執筆と似ています。
作品をたくさん鑑賞し、たくさん描き、コツコツ継続した人がプロになれます。
ラノベも一緒です。作品をたくさん読み、たくさん書き、コツコツ継続した人がプロになれます。
私はクリップスタジオを使い、イラストレーターを目指しています。
いつかイラストレーターもののラノベを書こうと思っています。
おすすめのサイトはパルミーです。
29歳からwebライターを目指しました
ラノベ作家になるために執筆をやりながら、たくさんのことに手をつけました。
株、ブログ、イラスト、webライターです。
稼げるのは株の投資信託だけで、ほかの副業は全然稼げませんでした。
短期で小銭を稼ぐのはwebライターが向いています。私はすぐに1000円を稼ぐことができました。
Webライターは才能が必要ありません。ワナビが短期で小説家になるには才能が必要ですが、webライターの才能は後天的に身に着けることができます。
なぜならマニュアルが存在するからです。
人の読みやすい記事を、誰でもマニュアルがあれば80点まで持っていけます。
ワナビは文章を書くのが大好きなのですが、webライターの仕事は大好きな文章でお金を稼ぐことができます。ただし、あくまでマニュアルをもらうことだけに焦点を置いてください。
Webライターで他人のブログ記事を書くのは1ヶ月だけで残りは自分のブログを書いてほしいです。
なぜなら、webライターは低単価で酷使されることが多いからです。
勉強だと思って3000文字1000円くらいの仕事を、クラウドワークスやココナラでゲットしてください。
1記事書くのに、リサーチから執筆から校正や修正を重ねて、おおよそ10時間かかりますが、文章を書く良い練習になります。
小説投稿サイト、カクヨムや小説家になろうでPVを稼ぐ方法
私はカクヨムで2000PV、小説家になろうで17000PVをゲットしました。
全体としては低いPVですが、初心者にとっては大きな数字だと思います。
12年間いろいろな媒体のweb小説に投稿してきた私のPVを稼ぐ方法を紹介します。
要はブログと同じです。定期的に更新し、読者ファーストの目線を持ってください。
毎日更新
基本です。毎日更新できなくても週に一回は定期的に更新してください。
作品が未完のまま、更新が止まることをエタる、というのですが、エタるのだけはやめてください。
できれば毎日更新してください。クオリティーが下がりますが、初心者のうちは何をやっても下手のまま。たくさん書いていくと、そのうち執筆力が向上します。
読者ファースト。読者の読みたい小説を書く
自分の好き勝手に書いてもPVは増えません。
カクヨムや小説家になろうでは一定の人気ジャンルがあります。
男性ならファンタジーで異世界転生。女性なら恋愛で悪役令嬢。
上の例は古いです。流行は常に変わります。人気ジャンルを常に追ってください。
また、タイトルは内容が一目でわかる長いタイトルをつけてください。
短いタイトルは下読みが必ず読んでくれる公募にお任せ、不特定多数が読むwebでは長いタイトルで読者を釣ってください。
Web小説では題名と一ページ目が命です。タイトルだけで面白い読者目線の小説を書いてください。
更新する時間を変える
朝の通勤時間、昼の帰宅ラッシュを狙ってください。
朝は7~8時。昼は16時。夜は平日で深夜がおすすめです。
初心者にとって新着は狙い目です。人が集める時間に新着に乗ってPVを稼いでください。
朝、昼、夜とルーティーンで更新頻度を変更し、様々な時間の読者層を狙うのがいいかもしれません。
感想をもらう
感想をもらってください。
執筆力は一年も書いていれば上達します。才能のある人は数年でデビューします。
私のように10年たってもデビューできない才能のない人は地道にコツコツと勉強するしかありません。
PDCAサイクルを回すことです。
計画を立てて、書き、感想をもらい、改善するのです。
感想は買えます。
ココナラなど、数千円で売っています。お金を払って買い、感想をもらってください。
また、ライトノベル研究所で勉強することをおすすめします。
ライトノベル研究所に作品を投稿し、感想をもらうのも良いかもしれません。
文字数
私は毎日1時間書きました。文字にして約1000文字です。
しかし、web小説を書くのであれば、もう少し量がほしいところです。
一ページに、2000文字から3000文字書いてください。
毎日2~3時間書くことが大切です。
まとめ
ラノベ作家になるには、新人賞に応募するか小説投稿サイトで人気になるかの2択が王道です。
公募でおすすめなのは、MF文庫です。全員に評価シートが送られます。
まずは一次選考を突破してください。
私は10年間で、4作送りましたが、まだ、一次選考を突破できていません。
Web小説でおすすめなのが、カクヨムと小説家になろう、です。
今後の目標は40歳までの10年間で、本を一冊出すことです。
ラノベでもビジネス書でも自己啓発書でも構いません。
YouTuberの本要約の人や投資系の人が書籍を販売しています。YouTubeにも挑戦します。
おすすめのラノベ作家は、西尾維新、奈須きのこ、衣笠彰梧です。エロゲライターでもある方が混じっています。
10年たってプロになれませんでしたが、すごく楽しくて充実していました。ビジネス書や自己啓発書を300冊は読んだと思います。
これからも執筆活動を続け、実りのある生活を送りたいです。
才能のない凡人はコツコツ努力することがおすすめです。
10年でも20年でも書き続けてください。