働く意志もない上に、外にも出ようとしない引きこもりのニートが陥る末路は、悲惨になる場合が多いです。
では、どのような悲惨な目に遭う可能性があるのか、どうすれば打開できるのかを解説していきたいと思います。
■ニートが陥りやすい末路とは
仕事をせずに外出もしない引きこもりのニートの末路は、絶望感ばかりとなります。
そこでニートが陥りやすい末路について紹介していきますが、仕事をしなければ当然収入がないので、生活することができません。
今は親が何とかしてくれるのかもしれませんが、親が病気になったり亡くなったりしたときに、全く生活ができなくなります。
今までずっと仕事を続けてきた人であっても、35歳を過ぎると就職先が狭まりますし、十分な経験がないと採用してくれない会社が多いため、就職が難しくなるでしょう。
そのため、働きたくても働けないという状況に陥る可能性が高いのです。
仮に35歳未満の人であっても、今まで就職活動を続けてきた、フリーターとしてアルバイトやパートをしていたのであれば別ですが、何もしないで引きこもっていたことが発覚すれば、就職は難しくなります。
履歴書を見て働いていない期間が長ければ、高確率で面接のときに何をしていたのか聞かれます。
このときに何もせずに引きこもっていたと答えれば、まず採用してもらえないでしょう。
そして仕事がなければまた引きこもりニートの状態が続くので、いずれはホームレスになってしまいます。
ずっと引きこもっていたので、頼れる友人もいないでしょう。
ニートが陥りやすい末路の中でも特に問題なのは、再就職がかなり難しくなることです。
■生活保護が受けられないニートの末路はよりつらくなる
就職ができなければ、お金がなくなって自己破産し、ホームレスになる末路しか残されていないように思えます。
しかし、何とかなる可能性もゼロではありません。
その方法とは、生活保護を受けることです。
ここで重要になるのは、無条件で生活保護を受けることができない点です。
生活保護を受けるためには、きちんと条件を満たしている必要があります。
例えば資産がある場合は売却が必要になること、働くことが可能な場合には就職活動を行うこと、年金や手当が受けられる状態であれば受けること、親族から援助が可能なら受けることが優先されます。
資産もなくて年金や手当も受給できない、親族からの援助も難しくて再就職も困難であって初めて生活保護が受けられます。
ニートの場合には34歳未満なので、親からの支援も可能な場合が多いですし、病気でもない限りはまだ就職できる可能性も残されています。
もし再就職をしたいという気持ちがあれば、就職が決まるまでの間は生活保護が受けられる場合もあるでしょう。
就職する気がない場合には、今後も生活が厳しいままになりますし、生活保護が受けられない可能性も出てくるので、まずは再就職を検討するのがおすすめです。
35歳を過ぎてしまうと、一気に再就職が難しくなります。
■引きこもりのニートから脱却してつらい末路から逃れる方法
引きこもりのニートが現状に満足し、何もしないままではつらい末路を迎える以外に道はないでしょう。
しかし、現在の状況から脱却し、つらい末路から逃れる方法がいくつかあります。
引きこもりというのは、半年以上仕事にも学校にも行かず、家族以外の人と交流をしていない状態のことを指します。
そのため、いきなり再就職をするのは、病気などの理由でない限りは難しいでしょう。
そこでいきなり正社員を目指すのではなく、まずはアルバイトやパートで働いてみるべきです。
アルバイトやパートであっても、仕事をすればスキルが身につきますし、給料をもらうこともできます。
アルバイトやパートであれば、未経験でも正社員より採用してくれるところが多いのも特徴です。
アルバイトやパートの面接に行っても採用してもらえず、なかなか仕事が決まらない場合には、ハローワークや転職支援サービスなどを利用し、就活を行うのがよいでしょう。
そうすればスキルを身につけるだけではなく、助成金や補助金が得られる場合もあります。
重要なのはどのような仕事に就くかという点ですが、就きたい仕事に関係しているスキルを取得しなければ意味がないので、最初に決めておくべきことです。
できれば未経験でも採用されやすい職種を選ぶのがよいでしょう。
未経験でも採用してもらいやすいのは、介護やドライバー、エンジニアや営業、接客などです。
ただし、35歳を過ぎれば34歳未満の人より再就職が難しくなるので、できるだけ早めにニートから脱却し、つらい末路を避けるために行動するべきでしょう。
■努力次第でニートが陥る可能性が高い末路を迎えずに済む
何も努力せずに、ずっと引きこもりのニートでいては、つらい末路を迎えるしかなくなります。
しかし、再就職をするために努力をすれば、再就職をしてニートから脱却することも不可能ではありません。
できるだけ早めに行動を起こした方が、自分がしたい仕事にも就きやすくなるでしょう。