ニートが目指す仕事と言えば、ユーチューバーを思い浮かべる人が多いでしょう。
他にもラノベ作家を目指す人が多いのですが、なぜニートがラノベ作家を目指すのか、その理由などについて見ていきたいと思います。
■ニートが目指したがるラノベ作家とは何か
ニートがなぜラノベ作家を目指したがるのかという理由を見ていく前に、ラノベ作家とは何なのかを紹介していきます。
ラノベ作家はライトノベル作家の略です。
横文字なので英語ではないかと思う人もいるでしょうが、実は日本で誕生した和製英語になります。
小説の一部と言われていますが、実は明確な定義は行われていません。
文字のみの小説ではなく、挿絵が加えられている物や、若年層をターゲットにしている作品が多いのが特徴です。
ファンタジーやミステリー、SFなどがメインとなっているので、非現実的なストーリーの作品が多くなっています。
本来なら絶対にあり得ない世界を描く作品なので、想像力が豊かな人や、マンガアニメなどが好きな人は書きやすいと思われがちです。
それが証拠に、ライトノベル小説がアニメ化される、ゲーム化されたこともあります。
ニートがラノベ作家を目指したがる理由として、アニメやゲームが好きな人が多いことも挙げられるでしょう。
■なぜラノベ作家を目指すニートが多いのか
ニートが目指す職業として多いのが、ラノベ作家になります。
なぜニートがラノベ作家を目指すのかというと、やはり参入しやすいというのが挙げられます。
ラノベ作家を目指す場合には、面接や試験があるわけではありません。
また、必要な道具などを買い揃える必要がないので、気軽に参入できることから目指したがる人が多いのでしょう。
もちろんパソコンやワードなどのソフトは必要になりますが、ニートの人でも近年ではパソコンを持っている人が多いですし、Windowのパソコンであれば、最初からワードを無料で入れられます。
他にもライトノベル作品には非現実的なストーリーが多く、ニートが好むゲームやアニメという分野との親和性が高くなっています。
自分はアニメやゲームが好きだから、妄想するのが好きだからラノベ作家に向いているのではと考える人が多いのも理由だと言えます。
実際にラノベ作品を読んでいるニートもたくさんいるので、大体このように書けばよいというイメージが湧いているため、自分にも書けるのではと思う人もいるでしょう。
小説やマンガなどは、売れれば人生一発逆転というのも夢ではありません。
実際に自分が書いた小説やマンガの人気が出て、メディアにたくさん出演している人や、有名になった人もいます。
自分も一発逆転が狙えるのではと期待できるので、これもニートを魅了する理由です。
もちろんそう簡単に自分の書いた作品が有名になるわけではありません。
そのため、大半の人はラノベ作家を目指しても、挫折してしまう結果になりますが、何もしないよりはマシですし、挑戦しなければ絶対に成功できません。
確率は低くても成功できる可能性はあるので、好きな人は挑戦してみるべきでしょう。
何も行わずに諦めるよりは、挑戦して失敗したほうがよい経験にもなりますし、挑戦することの大切さを知ることもできます。
■ニートがラノベ作家を目指しても失敗する可能性が高い理由
ニートがラノベ作家を目指していても、実は失敗する可能性が高いのです。
挑戦するのはよいことなのですが、失敗する可能性が高いこと、なぜ失敗する可能性が高いのかを知ることも大切になります。
主な理由としては、簡単に成功できると思いこんでしまうことにあります。
思い込みや慢心が原因で失敗することが多い分野なので、成功するためにはどうすればよいか勉強をしなければいけません。
他にも失敗する可能性が高い理由としては、とても狭き門であるからです。
新人賞の受賞倍率は、毎回50倍から100倍と言われているので、その中に残るのは至難の業だと言えるでしょう。
新人賞はラノベ作家を目指す上で登竜門となり、デビューするきっかけにもなります。
その倍率がかなり高いため、何度応募しても受賞できないことが多いのです。
当然新人賞を取ったら成功というわけではありません。
新人賞を受賞しても、その後本を出版し続けなければいけませんし、売上が十分確保できるという保証もないのです。
売上が確保できなければ、出版社からの契約も解消されてしまうので、とても厳しい世界なのです。
それを承知の上でデビューをする必要がありますし、成功確率を高くするためには、勉強に多くの時間を割く必要もあります。
ニートは勉強に多くの時間を割いていない場合が多い点が、失敗する可能性が高い理由となります。
■ニートがラノベ作家を目指すなら勉強に時間を割くべき
ニートがラノベ作家を目指したいなら、まずは厳しい世界であることを知りましょう。
それでもやりたいのであれば、しっかりと時間をかけて勉強するべきです。
自分が得意な分野だからといって安易な気持ちで取り組んでも、失敗する可能性が低いので、知識やコツなどを身につけ、成功確率を高める努力が必要になります。