国際労働機関(ILO)が2024年8月12日日発表した若者の雇用動向に関する報告書によると、2023年に世界の15~24歳の20.4%が就業や就学をせずに職業訓練も受けていない「ニート」だった。
世界で5人に1人がニートです。
ILOは、就職や社会保障など労働市場の変化を通した支援が必要だと指摘しています。
Z世代と現役世代のミスマッチが生まれる
高卒や大卒で働く新卒と現役世代のミスマッチが生じています。
退職代行サービスなどの“退職代行”が流行っている現在、Z世代の仕事をやりたくないといった否定的な意見が生まれ、15歳から24歳の無職のニートが急増しています。
ニートが急増しているのは日本だけでなく、世界中で、です。
ブロガーやYouTuberといった新しい生き方も
ニートが急増しているのは、悪いことだけではありません。
多様化が進んでいる現在、ブログやYouTubeでフリーランスになるという生き方があります。
仕事がミスマッチしていないのであれば、自分で起業すればよいのです。
24歳までのニートが急増しているのは将来のやりたいことへの修業期間と考えればよいのです。
AI(人工知能)の台頭
機械が人間の働く機会を奪っているという考え方があります。
世界中でAIが台頭し、イラストや音楽、動画など人間がやってきた仕事を奪っています。
現に、ブログを書いている私は、webライターの仕事が減っているように実感しています。
仕事はあるけれども単価が急激に落ちました。なぜならAIで仕事が代用できるからです。
人間がライターの仕事をするには専門性が高いライターではないと単価が安くなります。実績や専門性、コミュニケーションなどAIにできない分野でライターは頑張るほかありません。
国によってニートが増える背景が何かは気になるところですが、今はAI(人工知能)が台頭しています。人間しかできない仕事、人間に残された仕事が明らかに変わってきている中、子ども・若者が受けてきた教育と社会から人間が要求されている能力にズレ、ミスマッチがあります。
フリースクールという価値観
多様性が問われる昨今、フリースクールの存在は大きくなっています。
フリースクールとは、学校にいけない不登校児や勉強のできない生徒を受け入れる機関です。
昔はネガティブなイメージを持っていたフリースクールでしたが、今はポジティブな印象を受けます。
社会から落ちこぼれた生徒が行くところ、ではなくて、自分の自由に好きなことをする場所として、フリースクールは子どもの“居場所”として大きな役割を担っています。
フリースクールの存在が、15歳から18歳までのニートになってしまった子どもを救います。
フリースクールが持つ役割
フリースクールには2つの存在理由があります
1つ目は、子どもの居場所になること。家しか居場所のない不登校や引きこもりの生徒の第3の場所になることです。
2つ目は、学力を上げる役割。塾のような存在になり、小学校や中学校、高校で躓いた子どもに通信制などの高校や大学に行ってもらえるように勉強を教えます。
ニートが増えている感想
中国では寝そべり族。アメリカではヒッピー。など仕事をせずにだらだら過ごすニートがいます。
背景には世界平和。それだけ裕福で何もせずに生きていける人が増えている要因があります。
社会福祉がしっかりしていてニートでも生きていけるのです。
しかし、逆に考えれば、仕事をしたい人がやりたい仕事ができない現状があります。
特に、日本は落ちこぼれた人やレールから外れた人への対処はシビアです。
面接や就職でニート経験のある人は、はじかれる可能性が高くなります。
じゃあ、どうするのか?
やっぱり起業が一番だと考えます。
レールから外れた人は早々に違う生き方を探してニートなりフリーランスなりなるのです。
日本は自殺大国でもあります。
日本で鬱になった人は、自殺する前に、アフリカに来い、という動画がバズりました。
世界を見て回るのもアリです。
哲学でモラトリアムというフラフラした時間がありますが。
高校の夏休みや大学生活は、または20代の前半は、モラトリアムで大丈夫です。自由な時間を自分の大切なことに費やしましょう。
今の多様性のある激しい変化の時代では、ニートになり、何なり、なって。独学で勉強して、変化の多い時代に適応するのが大切です。